【超初心者向け】データポータルの設定をしてみよう
皆さん、データポータル使ってますか???
というか、データポータルって知ってますか???
企業のWeb担当の方やマーケティング担当の方で、日頃からGoogle AnalyticsやGoogle Search Consoleを使ってる方は比較的知ってるのかなと思います。
今回はそんな普段当たり前のようにデータポータルを使ってる中・上級者の方々ではなく、私と同じ様に初心者の方向けにデータポータルの使い方を紹介したいなと思います。
『データポータル』とはなんぞや?
ということで、そもそもの話になりますがデータポータルとは何?という所から簡単に話していきます。
データポータルでできること
データポータルへようこそ – データポータルのヘルプ
・詳細な設定が可能なグラフと表を使用してデータを視覚化できる
・さまざまなデータソースに簡単に接続できる
・インサイトをチームと共有したり、公開したりできる
・
チームとレポートを共同編集できる
・組み込みのサンプル レポートを使って、レポート作成プロセスを迅速化できる
とは書いてますがなんのコッチャ分からんと思いますが簡単に言うと
①Googleの各種サービスのデータを一つのレポートにまとめられる
②めっちゃいい感じの見た目のレポートが作れる
③レポートは好きな人達と共有も出来るし一般公開だってOK
④サンプルもあるから直ぐに出来ちゃうよ
って感じの事が書いてあります。
要はお手軽レポート作成ツールって感じで思って下さい!
今回はデータポータルでアナリティクスのデータを連携させてレポートを作成させるまでをやってみようかなと思います。
前提としてはアナリティクス自体は既に作成済みとして進めます。
データポータルで作成できるレポートの元データ
データポータルはGoogleのツールとなっているので、基本的に様々なGoogleのサービスのデータを元にレポートが作成可能となっています。
ただし、Googleだけでなく、各種サードパーティ製のサービスもデータ連携することも可能となっています。
データポータルで接続可能なGoogle開発のサービス(2019年7月時点)

- Big Query
- Cloud Spanner
- Cloud SQL MySQL
- Google Cloud Storage
- Google アドマネージャー 360
- Google アナリティクス
- Google スプレッドシート
- Google 広告
- MySQL
- PostgreSQL
- Search Console
- You Tube アナリティクス
- テレビアトリビューション
- キャンペーンマネージャー
- ディスプレイ&ビデオ360
- データの抽出
- 検索広告360
- ファイルのアップロード
以上の18サービスがGoogleから用意されてる物になってます。
ちなみにサードパーティ製のサービスとしては143サービス連携が出来るようです。
※私が普段見慣れてるのはサーチコンソールとアナリティクスぐらいですけど。
早速データポータル使ってみよう!
なんだかんだ言うよりもまずはやってみましょう!
①まずはデータポータルへログイン
https://datastudio.google.com/navigation/reporting

②メイン画面の確認

メイン画面を大枠で説明しておきますと。

まあこんな感じです。
一番目立ってるレポートの作成はただの案内でレポート作成ページへのリンク導線になってないとか、そのUIマジかよ?っては思いました。
③新規レポートを作成
まずは作成ボタンをクリックしていくのですが、2つある作成ボタンは微妙に役割が違っていて、左上の小さいボタンの方はレポート作成・データソース・エクスプローラの作成が選択出来ます。
一方「テンプレートを使って開始」の方はレポート作成ページのみとなっています。
まあ、そこまで大した違いはないですが、若干違いがありますということで記載はしておきます。
とりあえずまずは左上の作成ボタンを押して、ポップアップから「データソース」を選択して下さい。

④レポート作成のために連携するサービスを選択しよう
データソースをクリックすると、データポータル使ってみますか?とか利用規約系の承認が出てきますが、個人・法人や内容に一通り目を通してください、まあ基本的に全部オッケーで良いです。(メールでのお知らせはお好みに任せます)
そういった承認系が終わると、まさかのトップ画面に舞い戻ってきます(びっくり)
もう一度「作成」→「データソース」を選択して下さい。

様々なサービスがありますが、ひとまず今回はアナリティクスを選択してみましょう。
⑤接続するアカウント→プロパティの選択
もし複数のウェブサイトなりサービスを利用していて、アカウントが複数ある場合は連携したいサイトのアカウントおよびプロパティを選択していってください。
※今回例で挙げてるのは私のグルメブログを使用しています。
http://www.lotpgourmet.info/

データ接続を行いたいアカウント⇒プロパティを選択すると、右上の「接続」のボタンがクリック出来るようになるので、クリックして進みましょう!
⑥データ名をユニークに変えてレポート作成へ

データ接続をクリックすると上記のような画面になります。
もうこの状態で右上の「レポートを作成」をクリックするとアナリティクスが連携されたレポートの作成へ進めちゃいます。
が、ここでちょっと待ったです!
左上にある”すべてのウェブサイトのデータ”という部分がありますが、アナリティクスだと基本的にデフォルトはこの表記名になっています。
複数サイトのアナリティクスを管理してるアカウントでここの名称をユニークにしていない場合、のちのちデータポータルを扱っていく場合にどのアカウントのデータなのかわかりづらくなるという現象が起きやすくなります。
そこで、レポート作成の前に左上のデータ名をユニークな物に変えてみましょう。
※画像下部のフィールドについては今回詳しくは記載しません。簡単にいうと、アナリティクスのどういうデータを引っ張って来てるよという一覧と思っていただけたら。

上記例ですと、ブログドメインと合わせてツール名を記載しています。
ツール名を記載する理由は、レポート一つに対して複数のツールのデータを入れ込むこともある為、どの機能か可視化出来る様にしておくといいです。
で、データ名をユニークにしたら「レポートを作成」をクリックしてみましょう!

本当にレポートにデータソース追加してい~い?
と聞かれるので、追加しちゃいましょう。
⑦レポート名をユニークにして、レポートを作ってみよう

データ名と同様ですが、こちらは実際のレポート名になり、ダウンロードした際にはファイル名になりますので、社内外でそのままレポートとして渡しても問題ないような物にしておくと楽です。

⑧色々なデータを表示させてみよう
もうここまで来たら実際のレポートを成形していくところですが、基本的には色々好きにいじってみていいかと思います。
データポータルは本当は元データとかを色々カスタマイズすることでいろんなことが出来るのですが…
私はまだその領域には至っていないので、今回はあくまでもデフォルトの状態で出来るようなレポートの作成というところで話してます。

基本的に「グラフを追加」からどういう形式のデータの表示をさせたいか選んでいくとやりやすいかなと。
同じデータを別のグラフ形式で表示させることも可能です。

もちろんひとつのデータに複数の項目を表示させることが出来たり、色々装飾を施したり、画像とかをアップロードすることも可能ですので、企業ロゴとかを入れるなど様々な事は出来るようになっています。
私の個人的なブログであればこれぐらいの情報でとりあえずは大丈夫かなという感じ。

特にコンバージョンとかも無いので、アクセス情報とチャネル、流入元ページとPV数の高いページのチェックぐらい。
企業にてお問い合わせや商品購入など、コンバージョンが設定されているサイトでしたら、コンバージョン数、コンバージョン元チャネル、サイトの性質によって変わりますけど、ユーザーのエリア、年齢層、デバイス情報など、そういう情報を入れ込むこともあります。この辺りはそれぞれのサイトにおいて必要なデータを上手く取ると良いかと思います。
あと、データポータルは一枚ではなく、何ページも作成することが出来ますので上手く活用することで、自動的にクライアントへ送付するアクセスレポートなどを生成することが可能になりますので、毎月各クライアントへ定例レポートを送るような業務をされていてい、機械化・自動化されていないなら、データポータルはオススメの一つです。
なんてったって無料なので!!!
まずは使ってみることが一番
私もデータポータルは今年になってから初めて触ってみたばかりですし、SE的なスキルはほぼ無いのですが、単純なデフォルト機能のみでのレポートでもかなりの工数削減を実現することが出来ました。ざっくりいうと工数1hの作業が10mに変わったぐらいの業務効率化をすることが出来ました。
使ったこと無いよというウェブ担当の方などは、まずはとにかく一度触ってみることをおすすめしますよ!
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