答えがないのがSEO!だから皆自分の中のSEOを持とう
どうも、B-K-Cです。
日頃業務で携わってるSEOですが、新人の教育の一つとしてSEOとはなんぞやみたいな事とか偉そうな感じですがやらさせてもらったりしてます。
そういうのもあるし一度自分自身で考えているSEOとは〜みたいなのを書いてみたいなと思ってました。
私自身の主観がだいぶ入りながらの内容なので、いやいや、オイオイ、みたいな事があれば優しくダメ出ししてください。
まあとはいえ大して難しい話をするつもりもないし、そもそもそんなレベル高い難しい話できないのでやりません。
今回いつも新人向けに話をしてる感じでやろうかなと思ってるので、従来の記事以上にくど長くなるかと思います。
SEOって何でしょう?
登場人物紹介

新入社員、SEOの研修に参加しにきた

B-K-Cです。一応教えます。
SEOって順位を上げる手段ですよね?

新人クン、今日はよろしくね。
さて早速だけど、研修受けてみて「SEO」ってどういう意味だと理解してるかな?

よろしくお願いしますっス!
えっと、SEOは「Search Engine Optimization」の略でGoogleとかでなんか上に上げる?ことをいうんですよね!?

任意の検索クエリでGoogleやYahoo!などいわゆる検索エンジンで、より上位に表示されるって事、まあそんな感じだよね。一般的に使用される意味で言うSEOはそれで良いよ。
ただし、本来の意味のSEOっていうとちょっと違うかな。まあ俺なりの解釈なんだけど。

本来の意味っスか?

Search Engine Optimization、日本語訳だと検索エンジン最適化。
この最適化って何だろうね?っていうのを考える必要があるかなって。
うーん、例えばそうだね、新人クンは何か好きな食べ物とか趣味とかなんか思いつくのある?

自分最近彼女とパスタとか良く行くんで、ペスカトーレとか好きっス!

(彼女のくだりいる?)ありがとう。
じゃあ例えば”ペスカトーレ”って検索したら、一番上からクリックすると思うけど、そこで入ったページが「ラーメン屋を紹介するコンテンツ」だったらどうする?

ここは違ったなって、戻って次の所クリックしてみますっス!

まあそうだよね。
じゃあそこが今度はカルボナーラの話ばかりしてるコンテンツでペスカトーレの話一切無かったらどうする?

いや、またかよ!って思って、別の検索の仕方試したりするかな〜?

そうだよね。
でも、さっき新人クンが言ったSEOとはっていうのを実現すると、例えば今みたいに”ペスカトーレ”って検索した時にラーメンだったりカルボナーラについてのコンテンツを表示させる事だって出来る訳だけどそうなったらどう思う?

めっちゃいやっス!てか、そんなの使えねーって思います!

あ、まさにそれ!!
今良いこと言ったよ、そんなの使えねーって思うよね!
【point:SEO=Search Engine Optimization 検索エンジン最適化】
【point:仕事などで話すSEOはサイトの改善や順位を良くするということ自体で話は通じます】
Googleってめっちゃ金持ちじゃね?

ちょっと話変わるけど、Googleってめっちゃお金持ちじゃない?

凄いっスよね!確かGAFAとかいって最近よく聞きます!

そうそう。
で、Googleは検索だけじゃなくて色々出来るじゃない?
Gmail、YouTube、Googleマップ、ハングアウト、ドライブ、もっともっと沢山あるんだけど、これ無料で使えてるって凄くない?

確かに凄いっス!てか、YouTubeもGoogleなんスね!?

結構知らない子も多いけど、そうなんだよね。
元々別の会社のサービスでそれをGoogleが買い取ったんだけど。
でも、そこまでしてGoogleは色々やってるけど、さっきも言ったように基本的にはほとんどが無料で使えるじゃない?
みんなGoogleにお金払ってないのに、どうやってGoogleって世界でも有数のお金持ちになってると思う?

企業がGoogleに広告を出してそのお金で儲けてると思うっス!
確かリスティング広告でしたっけ?

おお、勉強してるね。
その通り、Googleは一般のユーザーからはお金を取らずに、一部取るものもあるけども、企業からの広告費で売り上げをあげているんだよね。

じゃあ一つ質問、なぜ企業はGoogleに広告を出したいのかな?

えーっと、、、み、みんながGoogle使うからっスかね?

おお!良いね、その通りだよ!
広告の効果が高いのは単純に見てくれる人が多いかどうか、めっちゃ簡単に言うとね。無人島に立てた看板と、新宿のど真ん中に大きく出した看板どっちが効果があるかって話。
つまり、Googleは無料でいろんなサービスをユーザーに提供してユーザーを捕まえ続けることにより、広告の効果を大きくしてるわけ。
そこで企業が「じゃあGoogleに広告出さなきゃね」ってなるんだよね。

なるほどっス!!

そこでだよ、さっきの話に戻るわけだけど。
Googleで”ペスカトーレ”って検索してラーメン屋とかカルボナーラの情報が上に出てきたりして、自分の探したい物が全然探せないってなったら、使えねーってなるよね?
そうするとGoogleはどうなるのかな?

あ!!
Googleを使わなくなって広告を出す企業が減る、、、でスか!?

正解!
Googleが使えねーなーってなるとユーザーが減る、じゃあ別の検索エンジン使おうとかってなる、ユーザーの減少は広告効果の減少、そうすると企業にとってGoogleに広告を出す魅力は減るから、売り上げは減る。
→Googleはご飯が食べられなくなっちゃう。
【Point:GAFA=Google,Amazon,Facebook,Appleの米国の主要な4大IT企業の略】
【Point:Yahoo! JAPANはGoogleの検索エンジンを使っているので本質的には同じ】
【Point:日本はGoogleとYahoo!による検索がほとんどなのでほぼみんなGoogleを使ってる】
【Point:海外のYahoo!はそれぞれまた別の検索エンジンを流用したりしてる】
【Point:その他検索エンジン例 Bing,NAVER,百度,Yandexなどなど】
SEOとはユーザーの為に双方向からコンテンツを提供すること

じゃあ、SEOってどういうことなんスかね?

先に俺なりの結論を言っておくと、検索エンジン最適化っていうのはつまり、”検索ユーザー最適化”っていう認識で俺は考えているよ。
Googleはよりユーザーに使いやすいサービスを提供することで、結果として広告を載せる媒体としての価値を高めることができる。

そのためにGoogle側ですることは、”ペスカトーレ”って検索した時にラーメン屋やカルボナーラのコンテンツを提供するのではなく、ペスカトーレについてのコンテンツを判断してちゃんとユーザーに提供するっていうこと。

コンテンツを作る側が行うことは、”ペスカトーレ”と検索した時にラーメン屋のサイトでも上位にあげようなどとするのではなく、”ペスカトーレ”と検索するユーザーはどういう情報を求めているのかを考えて、よりその検索をしたユーザーにとって良いコンテンツを作っていくこと、これが本当の意味でのSEO、検索エンジン最適化と思ってるよ。

ちゃんとユーザーのためになっているかどうかが大事ってことっスね!

その通り!!
以前は”ペスカトーレ”って検索しても関係が無い・薄いコンテンツが表示されたりする、新人クンが言ったような単純に順位を上げるためだけのSEOというのが出来たんだよ実際。
以前のGoogleのロボットは簡単に言うと性能が低くて、誤魔化すような事が出来た。ただ、不適切なコンテンツやそういう状況が蔓延ると、ユーザーにとっても良い情報を提供出来ず、Googleは衰退していってしまうよね。

Googleはユーザーの為に進化していかなきゃいけなかったってことっスね。

分かってきたね。
そもそもGoogleの掲げるビジョンがあって、
「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」
というビジョンを持っているんだよね。世界中のユーザーが知りたい情報をGoogleは提供したいと思ってるのに、ユーザーが欲しい情報を提供出来ないなんて、会社の存在意義が根底から崩れちゃうからね。

グーグル先生はやっぱりただ者じゃねーっス!
SEOはただGoogleとかで順位を上げるっていう事ではなくて、検索するユーザーの為にしっかりサイトを作る事、覚えましたっス!!
そしてGoogleもその為にどんどん進化していってる!
【Point:Google先生だってしくじり先生の時もある】
【Point:B-K-Cの考えるSEOは検索ユーザー最適化】
【NoPoint:ググったら検索ユーザー最適化って言ってる記事あったけど全然関係ないっす】
【Point:Googleもサイトオーナーも全てはユーザーの為に】
【Point:Googleのビジョン 世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること】
サイトの評価ってどういう基準なんだろう?
Googleスターターガイドと検索品質評価ガイドラインを読もうぜ

SEOはユーザーの為にコンテンツを作るって話だったけど、具体的にどういう物が評価を考える上で大切か、みたいなのは話してないので、そこをちょっと掘り下げておこうか。

お願いしますっス!!

まず、具体的なSEOを考える上で最初はGoogleスターターガイドから読むことをおすすめするよ。そこからGoogleの検索品質評価ガイドラインを読んでいくと良いけど、いきなりこれは難しいと思うので、ちょっとずつ勉強しながら、分からないところは調べながら理解を深めていってほしい。
・・・という事で、現場からは以上です。

え!?終わりっスか!?
何もわかんなかったっスよ!

まあ半分冗談で半分本気なんだけど。
いきなり何も知らずに読むと何を言ってるかは分からないと思うけど、色々これからWebの知識を付けていくにつれて段々と言ってる事が分かるようになるから、この二つは一応基本として覚えておくと良いよ。

厳しいっスけど、ちゃんと読むようにしますっス!
【Point:Googleスターターガイド https://support.google.com/webmasters/answer/7451184?hl=ja】
【Point:検索品質ガイドライン
原文 https://static.googleusercontent.com/media/www.google.com/ja//insidesearch/howsearchworks/assets/searchqualityevaluatorguidelines.pdf
日本語解説版 https://www.dentsudigital.co.jp/reports/2018/08/google_genenral_guidelines_summary.html】
評価基準のアルゴリズムの要素は数百項目

実際に検索エンジンがどういう評価基準かっていうヒントはさっき言った検索品質ガイドラインにもあるんだけど、厳密にGoogleからどの要素をランキングの基準としてるとか全部を公開してるわけじゃないんだよね。
いくつかは言ってくれてはいるんだけど、基準となるシグナルは200を越えると言われているよ。

200個以上!?そんなにあるんスか?
B-K-Cさんはそれらのうちどれぐらい知ってるんですか?

うーん、、、全然知らないかなw
基本はGoogleが公式で言ってないもの以外は誰しもが想像でしかないからね。でも意識としてこういう事が大切なポイントとか考え方は一応持ってるよ。
アルゴリズムは分からないけども、、、的な意味でいうとこの記事とか読んでおくと面白いから
https://www.suzukikenichi.com/blog/there-is-no-top-3-list-in-rankings/

ありがとうございますっス!
コンテンツ・リンク・RankBrainっスか?

そうそう。
結局はランキングシグナルの重要度が高いリストなんて無いって話にはなってるけど、コンテンツとリンクに関しては、以前のSEOから大事だっては言われている要素ではある。ちなみにRankBrainはここ数年で出てきたもので、人工知能、つまりAIのことを指している。
でもAIに対する対応なんて無いので、ここは特に気にしなくて良いかな。
(無いと言うこともないかもだけど、ここでは特にスルーします)

残るコンテンツとリンクについてなんだけど、リンクも今日は置いておいて、一番大事なコンテンツをメインに説明してみるね。

よろしくお願いしますっス!
【Point:Googleはランキングシグナルとして200を越える基準を元に評価付けを行なっている】
改めてコンテンツはユーザーを考えて

じゃあコンテンツについて考えていこうか。
新人クンがコンテンツ、つまり中身について評価を付けようと思ったらどういう所を評価対象にする?
検索クエリはさっきの流れでじゃあ”ペスカトーレ”って検索した場合のコンテンツだとしよっか!

え?評価基準っスか?
えーっと、じゃあとりあえずちゃんとペスカトーレの事が載ってるかどうか!

お!良いね!そうだよね〜それ大事だよね〜!
他にはどうだろう?

あとは、美味しいペスカトーレ食べれるお店たくさん載ってたりすると個人的には良いと思うっス!

なるほどなるほど、良いじゃん良いじゃん!
美味しいお店行きたいよね〜!
他にもまだ出てくるかな?

あと、単純に見やすいというか使いやすかったりデザイン良いとかはどうですか?うーん、、、こんなもんぐらいですかね?

確かにそういうのも大事ね!
くそダサかったり、どこに何があるのか分からないサイトとかイラっとするよね。

そこまで言ってないっス!
なんか嫌なことでもあったんスか?

ありがとう、色々言ってもらったけども、そうだね、、、うん、全部大事じゃないかな〜。
だって新人クンがユーザーとしてこれが大事だと思ったことなんだよね?
復習だけどさっき話したSEOってなんだっけ?

!!ユーザーの為にコンテンツを作ることっス!

正解!ということはユーザーがこれが欲しいと思う内容は基本的には全部大事なことと言える訳なんだよね。
まあ、一応ちょっとだけ補足していくつか言っておくと。
コンテンツの要素の例(要素の名称みたいなのは色々あったりするので正誤あるかも)
- キーワードマッチ、コンテンツマッチ
検索クエリとコンテンツの内容がマッチしているかどうか - 情報量
サイト全体のコンテンツ量だったりコンテンツ単一内の情報だったり、何を以って情報量と指すかは実際色々とあったりする。 - 専門性・権威性・権威性
Expertise=専門性
Authoritativeness=権威性
Trustworthiness=信頼性
最近良く言及されるようになった「E-A-T」と呼ばれる項目。それぞれの細かい内容については割愛するが、大枠はそのままの意味で捉えてもらって構わない。専門性や信頼性があるかどうか。ただし、社会性といった物や、その情報の真偽性について判断するものではない。どういうこっちゃねんと思ったりすることも多々あるが。 - 独自性
そのコンテンツでしか得られない情報や体験。よそでも分かる情報であれば別によそでも良いよね? - ユーザビリティ(使いやすさ・見やすさなど)
何を以ってユーザビリティの良し悪しを決めるかは難しいし、明言もされていない。
ただ、例えば表示速度が遅いサイトは評価を下げられる原因になったり、セキュリティー対策の一つであるSSL化対応はランキングシグナルになると公式で言われたりと、ユーザーにとって使いやすかったりする要因について言及されるようになってきている。 - モバイルフレンドリー
今やWebへ接続する端末はPCよりもスマートフォンでの方が圧倒的に多くなっている。その為、近年ではGoogleはスマートフォン向けのアルゴリズムが多く発表されている。
ユーザビリティの一つとも言えるかもだが、枠としては大きいので分けておく。 - あとは色々・・・もうわかんないっス

最後なげやり!!!

いや、だってわかんないもんはわかんないから!
一応こういうのが考えられるかもねーってことで、言ってるけど実際俺が言ってることが評価に繋がってるかなんて確証がないものたくさんあるし!
Googleだって言ってるんだよ、「アルゴリズムを追いかけずに見るべきはユーザーだ」ってね。もちろんテクニックというか、仕組み的な物は確かにあるんだけど、一番大事なのは、最初に新人クンが思ったように、これがユーザーにとって大事なんじゃないかなって考えること。
それが正解か不正解かなんて分からなくても、ユーザーが見てくれた時に良いじゃんって思ってもらえるようなコンテンツを作るってのがまず一番だよね。

まあこういう事言うと、偽善ぶったSEO語ってんなよって感じで言われたりするんだけど。結局どうやったら上がるのか教えろやい!みたいなね。
ビジネスなんで分かるんだけど、でもそれが結局は究極だと俺も思ってる。
めっちゃ難しいし分からん事ばっかだけどねw

いえ、ありがとうございますっス!!
改めてコンテンツはユーザーの事を考えて、っスね!
【Point:コンテンツの品質はユーザー目線で考えよう】
【Point:シグナルやアルゴリズムは分からない、向くべきはGoogleではなくユーザー】
検索クエリの事もちょっとみてみようかな
その検索クエリってどういう意図がありますか?

コンテンツの品質や評価に関してはとにかく色んな項目があるという話をしたけども、それだけじゃなくて、検索クエリ自体の事も考えていかないといけないんだよね〜。

検索クエリっスか?

そう、検索クエリ!
さっき新人クンは「ペスカトーレ」って調べた時にどういう情報が載ってると嬉しいって言ってたっけ?

えっと、”美味しいペスカトーレのお店がたくさん載ってる”って言いましたッス!

良いね、確かに見たいよねそういう情報。
でも、それは新人クンが知りたい”ペスカトーレ”についての情報であって、みんながそうとは限らないよね?

それは、、、どういう事っスか?

”ペスカトーレ”と検索するユーザーには色んな意図が潜んでるって事。
例えばだけど。。。。

例えばだったんだけど、こういう事が知りたいと実は考えてるユーザーもいるかもしれないって事。新人クンは①、お店の情報があった方が良いけど、他の人たちにとってはさほど重要ではないよね?
って考えると、”ペスカトーレ”という検索クエリに対してはどういうコンテンツが良いコンテンツなのかって分からなくない?

確かにそうっスね!
でも、大体”ペスカトーレ”って調べるほとんどの人は店の事知りたいか、せめて作り方とかじゃないっスかね?

良いところに気づいたね。
そうなんだよね、色んな意図を持つ検索クエリにおいては、ユーザーがどういう情報をより求めているかをGoogle側で判断して、コンテンツを表示させているんだよね。
実際に検索結果を見てみようか。
「ペスカトーレ」の検索結果(2019/07/30時点)

作り方ばっかりっス!!!
てことは、”ペスカトーレ”って調べるユーザーは主に作り方を探してると考えてるってことですね。

まあそんな感じだね。
だから例えばペスカトーレに合う最高のお酒を紹介するコンテンツがあったとして、それはそれで凄く面白いコンテンツなんだけど、そのコンテンツで”ペスカトーレ”という検索クエリで一番上に表示されるようになるっていうのは難しいんだよね。
良いコンテンツ=どんな検索クエリでも評価される、訳ではなく、検索クエリから読み取れる意図と、実際の検索エンジンが評価してるコンテンツも見なければいけないってこと。

てことはこの場合は、ペスカトーレに合うお酒だけじゃなくて、ペスカトーレの作り方も合わせて紹介すると良いってことですか?

新人クンだんだん鋭いところ突っ込むようになってきたね。
実際そういうのも手法としてはアリかもね。けど、もう一つの考え方としてこういう場合は、ターゲットとしてる検索クエリが違うってことで、”ペスカトーレ”という検索クエリは見ない、がどちらかといえば正解かもしれない。

検索クエリが違う?見ないって、どういうことっスか?

実際に新人クンがペスカトーレ食べたいなと思った時に、一緒に美味しいお酒も飲みたいも考えるとする。その時ってどういう風に検索したりする?

えっと、、、「ペスカトーレ お酒」とかそのまま「ペスカトーレに合うお酒」とかでスかね?

そう!!何かしら意図を持ったユーザーは”ペスカトーレ”ってだけ検索するよりもより具体的に検索することの方が多い。
「ペスカトーレ おすすめ」「ペスカトーレ 簡単 料理」「ペスカトーレ 意味」「ペスカトーレ デート」「ペスカトーレ 白ワイン」
みたいに検索したり、もっともっと細かく検索することも実際は良くあるでしょ?
さっきの場合だと、「ペスカトーレ お酒」で検索したユーザーに対してどういう評価をもらってるかっていうのを見る方が良いよねって感じ。

なるほど、コンテンツごとのコンセプトやターゲットに合わせた検索クエリを決める必要があるってことっスね!!

お?なんか急にレベルあがったw?
でもそういうことなんだよね。結構みんな検索クエリから考えられる意図や自分自身のコンセプトやターゲットを見てなくて、目標とするクエリの設定が大雑把だったりする事が多かったりするんだよね。
でも、SEOを考える上ではそこはまず最初に考えなければいけない重要なところなんだけど。

ありがとうございますっス!
ユーザーの為により良いコンテンツを作るだけじゃなくて、ちゃんと検索クエリも掘り下げて考える、ちょっと分かってきた気がしますっス
【Point:一つの検索クエリが持つ意図は一つではない事がある】
【Point:目的のあるユーザーはそれに沿ったクエリで検索をかける】
【Point:自らのコンテンツ&検索クエリを深掘りしてマッチさせよう】
【Point:コンテンツの良さ=評価の高さではない場合もある、違うテーブルに乗せちゃってる的な】
検索クエリからターゲットも読み取ってみよう

さて、あとは検索クエリからどういうユーザーなのかっていうのも深掘りすることも出来るので、その辺りも話してみようかな。

宜しくお願いしますっス!

”ペスカトーレ”って検索するユーザーって色々な検索意図があるって話をしたけど、そもそもの”ペスカトーレ”っていう検索クエリにはどうやってたどり着いて来たとかも考えてみると面白いよ。

え?普通にペスカトーレが好きだからみんな検索したんじゃないっスか?

もちろんそういう場合は多いと思うよ。
だけど、ペスカトーレという言葉を知らなかったユーザーだったり、あとは別に最初からペスカトーレが食べたかったわけでもなかったユーザーとかね。

うーん、まだちょっと分かってないっス!

例えば、「ちょっとパスタとか食べたいな」って思ったとするじゃん?さらにちょっと気分的に「今日はシーフードかな〜?」って感じだとする。
その時に「パスタ シーフード」とか「パスタ 魚介系」とかって調べたりするわけ。そこで出て来た検索の内容を見てペスカトーレの情報を見つけて、もっと詳しく見てみたいと、さらに検索をしてみようと思ったりする人もいるんだよね。

おお!なるほど!!
でも、それがこれまでの話と何が違うんスか!?

じゃあ今この流れで”ペスカトーレ”って調べたユーザーの本来の検索意図は”ペスカトーレが食べたい”っていう事なの?

あ、えっと、いえ、ペスカトーレにこだわらず、何かしら魚介系のパスタが食べたいっていうのが元々の話っス!

そうだよね。この検索ユーザーはペスカトーレを見たけど、やっぱりこれじゃないなって、サーモンのクリームソースパスタとか、イワシの和風冷製パスタとか、イカとタコのペペロンチーノとか、そういうのが本当は求めている情報かもしれないわけじゃん?

確かにそうっスね!
てか色々出ますね、お腹空いてます?

つまり今回言いたかったのは、特定の検索クエリで検索したからといって、必ずしも直接関係のあるコンテンツが真にユーザーが求めている物ではない場合もあるという事。

”ペスカトーレ”って検索するユーザーにとって良い情報・コンテンツっていうのがただ単純にペスカトーレについてを記載する物ではなくて、その他含めて色々と魚介系のパスタのメニューを紹介していたり、魚介系イタリアンの専門店を紹介するコンテンツの方が良い場合もあるって事だね。

”ペスカトーレ”って検索する前後の段階のユーザーも見るって感じかなイメージとしては。今日は難しいターゲットの設定とかまではやらないけど、こういうのも考えて見ると面白いでしょ?

ありがとうございますっス!!
ペスカトーレだけでここまで色々考えられるの面白いっスね!
【Point:一時的に検索に至ったのか、二次的・三次的〜に検索されたのかユーザーの意図を考えてみよう】
SEO・コンテンツについて考えてみたけど

ということで、ここまでSEOとはっていうところと、実際のコンテンツと検索クエリについて話してみたけど、話聞く前と後で少しは認識が変わったかな。

ハイ!最初は良く分からずとにかくGoogleとかで上位に表示させる手段だと思ってましたけど、そうじゃなくて、Googleの背景も含めて、最終的には検索ユーザーの為にコンテンツを作る事がSEOという事が分かりましたっス!

あとは、ただコンテンツを良くするっていうだけじゃなくて、コンテンツのコンセプトや検索クエリの意図を考えた上で、ターゲットなる検索クエリを考えたり。
具体的にはまだ全然分かってませんが、コンテンツ・ユーザー・検索クエリ、これらについてしっかり考える事、これが大事ッスね!

おー!!!分かってるじゃん!!
そんな感じで最初は全然良いよ!なんで評価が低いんだって思う時には、じゃあ自分のコンテンツが世の中にあるコンテンツと比べて一番って言える自信があるものになってるか、それぐらいの感覚で良いよ!

結局はユーザーの為になってるかとか、より良い情報になってるとか、Googleでの評価基準も含めて何が正解か分かる物でもないし、SEOっていうのは、めっちゃめちゃ抽象的だったり概念的な物だと思ってる。
(解析・分析とか得意な人はアルゴリズムの分析とかしてるんだけど)

だからこそ、みんながそれぞれの”SEOとは”っていう考えを持つ事が大切だと思ってる。だから、今日新人クンが考えたユーザーにとって良いと思った事も立派なSEOだよ。

ありがとうございますっス!
もっと色々勉強して今日の内容もっと理解出来るようになっていきます!
次回予告
今回はこれで終わりです!
当初予定した感じから実はかなり内容変わってしまってる部分があったりしたので、途中迷子になってそうな気がします。
本当はリンクの話までする予定だったんですけど、かなりボリューミーになったのでリンクの話は次回として、二部構成にすることにしました。
ということで、次回は新人に向けて被リンクの重要性的な部分の話を書いてみたいと思います。
少しでも何かの参考または反面教師的な意味でも活用してもらえたら幸いです。
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