どうも、B-K-Cです。
今回はクロスメディア(戦略)について、最近起こったラッキー事例でちょっと書いてみようかなと。
クロスメディアとはー
クロスメディアは簡単に言うと、複数の媒体を掛け合わせた広告手法の事って感じで認識はしてます。
※広告の専門ではないので、若干のニュアンス的なのは違うかもだけど。
別に特別なことでもない、まあ普通の事ではあるんですけど、どういうかけ合わせとかタイミングとか、一つ一つの媒体ごとの戦略とか、その辺の企画とかが、難しいんだろうなとは思います。
ブログ記事への自然検索流入が突然跳ねた
私のグルメブログですが、先週突然流入数が3倍以上に跳ねるという現象が。
まずはリファラースパムかなにかかなと疑いましたけど、referralからの流入は特に変化はなく、流入チャネルとしては自然検索からの流入の増加によるものでした。
※元々のアベレージの流入が100-150程度なんで、見た目的に爆増してるっぽいけど大したものではないんですけど
で、実際どういうコンテンツに対して検索流入が増えているのかも見たのですが、
という感じで、急に流入が増えたのは”タコスプーン”の記事。
何が起きたのか
急に検索流入が増えたのでちょっと調べてみたんですけど理由はすぐに分かりました。
どうやら沖縄県内のローカル番組で紹介されたようなんですね。

テレビで紹介されることによって、これまで”タコスプーン”を知らないユーザーがお店の名前を知ったり、行ってみようと思って検索ボリュームが増えたってことですね。
ちなみに、私の記事は”タコスプーン”のブランドキーワードで上位3位内に表示されていました。
実際、テレビ紹介以前から、単一のクエリでは一番流入があったコンテンツではありましたが、SEOによる上位表示と、ユーザー認知が高まることによる検索ボリュームの増加というのが、今回の流入増の仕組みって感じですね。
いや、まさにラッキークロスメディアでしたw
認知をさせるのは広告・マーケティング、検索は二次的な囲い込み
最初にクロスメディアって普通の考え方だよねって書きましたけど、 今回この記事書いた理由の一つに、最近一つのチャネルのみでしか集客を考えられない、もしくは知らないんじゃないかっていう人が増えたような感じがしたので、ちょっとしたネタになればと思って書いたんですけど。
個人的にSEO(これも広告といえば広告か)に携わっている中で思うのは、SEOやリスティングなど、ユーザー検索に発端を得るものは”0→1は作れない”と考えることが最近多くなってるんですけど。
単純にいうと“ユーザーが知らない事を認知させる事は出来ない”という事です。
ここでは検索したことによって何かを知れるかどうかという意味ではなく、“ユーザーが検索するフレーズ自体を知ってるか知らないか”という意味で表しています。
例えば、、、、
この鳥は「ハシビロコウ」っていう鳥ですけど、アフリカ辺りにいる鳥らしいです。
知ってる人はいるとは思いますが、見たことも聞いたこともない人は「ハシビロコウ」なんていうフレーズを検索することはないですよね?
つまり、検索という行為はどこかでユーザーはその物だったり、事柄だったりを連想・起因出来る状態になってないといけないということです。
で、その一次的な部分、直接的に知らないものを認知させることが出来るのが、各種広告媒体やSNSなど、他のチャネルによるものになってくるんです。
今回の私のクロスメディアの例でいうと、、、
- 記事が「タコスプーン」の単一クエリで上位表示
- 「タコスプーン」に「ジョニー宜野湾」がやってくる
- 「タコスプーン」というお店の認知度の急増
- GoogleやYahoo!などにより指名検索や掛け合わせの検索クエリの増加
- 記事への検索流入増
という感じで「タコスプーン」というお店・フレーズを知らないユーザーに一次的な認知を促したのは「ジョニー宜野湾」、つまりTVによる宣伝効果ということですね。
【ありませんか?】順位上がってるのに全然流入無いんだけど、という話
順位が上がってるのに流入やCVが無いんだけど!!
(相談してきてるのに、半ギレぐらいのテンションの場合もあるある、初めてみたサイトだしなって思ったり)
この辺りの原因は単純に検索ボリュームが少ないからですねってのが一番わかりやすい話。
そこで、SEOという一つの課題は解決していて、あとはじゃあどうやって検索ボリュームを上げるか、要は認知をさせるかっていう話になってくるんだけど、そこまでに至らない事が結構あったりして。
SEOによる集客を考える時に検索ボリュームから逆算して、より効果の高いクエリを選定したりしますが、
検索ボリュームが高い=競合性・難易度が高いとも言えます。
より効果が高いというのはそれはあくまでもSEOだけを手法として考えた前提であるからで、今検索ボリュームが少ないものでも、別のチャネルで検索ボリュームを増やすというのがクロスメディア的な大きなメリットというか戦略的な部分かなと思ってます。
※もちろんレッドオーシャンなところでどうしても戦わないといけない事もありますよね。
広告は専門外と改めて言っておきますが、費用・時間という概念を外した上で一度どういう手法が打てるのか色々出してみて、そこから自分たちの立ち位置で出来る広告やマーケティングを打っていくのか、その取捨選択が出来るかどうかって凄く大事だと思ってます。
- 武器を10個持ってはいるが、そこから3つを持ち出して戦う選択
- 武器を一つしか持って無くて、常にそれで戦いに行く
どっちが戦略立ててやってるのっていう話。
今の所俺は戦略を立てる方じゃなくて一つの武器を扱う兵士的な役割なんだけど、武器をどれだけ知ってるかっていう事が大事だろうなって本当に最近はひしひしと感じます。
(もちろん知ってるだけじゃなくて、実際に使ってきた経験値がそれぞれ高いのが最強なんだけど)
ここ最近、SEO・SEO外含めてレベルが段違いの人達と接する機会があって、色々考えることも多いなと。。。
もっと色々勉強しないとWeb業界は大変大変。
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