良いとか悪いとか、使いやすいとか、面白いとか、カッコいいとかその基準Googleだけで決められるの?
どうも、B-K-Cです。
先日は初心者向けSEOとは的な記事の前半を書きましたが、少しでも参考になる人がいたらいいなーとも思いつつ、後半の記事です。
【前回の記事】
ということで、前回はSEOとは的な部分とコンテンツについてを書いたので、今回は外部リンクによる評価について書いてみたいと思います。
今回は前回以上に個人的な解釈・概念っぽい話になるのでご理解ください。
コンテンツの次は外部リンクについて
登場人物紹介

新人クン。前回SEOとコンテンツについて学ぶ

どうも、B-K-Cです。今回も一応教えます。
外部要因による評価とは

さて、前半ではコンテンツの話をしたんだけど、今度はリンクについてだね。

よろしくお願いしますっス!!

前半でSEOの評価基準は200以上にも及ぶって話をしたんだけど、大まかに分けるとサイト内部における評価と、サイト外部からの評価の2軸っていう感じ。リンクは外部からの評価になるね。
ちなみにリンク以外に外部からの要因で評価になってるものって、何かあるかなとか思いついたりする?

サイトの外からの評価っスか?
うーん、例えば口コミの数とか、そのサイトにどれだけのユーザーが実際に訪れたかどうかとかは評価になったりしないでスか?

お、良いね良いね!!
口コミっていうのはまあどう考えるかだけど、それも外部からの評価の要因の一つとして「サイテーション」って呼ばれる物がそれに近いかな。
ユーザーの訪問数に関しては評価外になってるよ。
簡単にいうと、Googleアナリティクスで計測されている物は基本的に評価に含まれないと思って良いよ。
<サイテーションとは>
引用や言及といった意味。
サイテーションを語る場合にはリンクがない場合のテキスト・文章を指す。
リンクにはサイトのURLがあるため評価対象ははっきりしているが、サイテーションはリンクが無いのでどのサイトの事か判断しづらい。
なのでサイテーションはサイト名や会社名、商品名やサービス名などの記載をもってどのサイトの事か判断してる可能性が高い。
→指名検索やブランド系のクエリなどの評価に繋がりやすい?
<Googleアナリティクスの項目例>
- セッション数・・・アクセス数とも言われる。ユーザーがサイトにアクセスした数
- ユーザー数・・・その名の通り、サイトに訪れたユーザーの数
- ページビュー数・・・ユーザーがサイト内のページを閲覧した数
- 平均滞在時間・・・1セッションあたりの平均滞在時間(どれぐらいサイトにいたか)
- 平均ページビュー数・・・1ユーザーまたは1セッションあたりの平均ページビュー数

Googleアナリティクスで分かること自体はもっと沢山あるんだけど、基本的な部分でいえばこんな感じでいいかな。人によって説は違ったりするんで、上記の項目の数値が良いサイトは評価が高くなるっていう人もいる。
一応Googleからはこれらの項目は評価には使用していないと言われてるし、俺も個人的にはアナリティクスは結果であって、評価の要因ではないと思ってる。

サイト内部の評価は前も言ったいくつかと、めちゃめちゃあってわからないのがほとんど(笑
外部も色々実際はあるかもしれないけど、基本的には今言っている「外部リンク」と「サイテーション」ぐらいかなと思ってる。その中でも重要度が高いのは外部リンクかなと。
(この辺外部評価に詳しい人教えてくれないかな)

こう見てると外部からの評価の項目も少ないですし、重要度って低いような気がしまスね。

まあそう見えるよね。とはいえ、この外部の評価、特に外部リンクっていうのはサイトの評価に置いて重要な指標の一つであったし、今でも指標の一つになってる物なんだよね。
【Point:外部からの評価は主に外部リンク、最近ではサイテーションについても言及されるように】
【Point:Googleアナリティクスのデータは評価とは関係ないとされているが、これは諸説様々】
外部リンクの重要度とかアップデートとか

俺がSEOについて知ったのが2012年とかそこらでもう7年ぐらい前。
俺も受け売りなところあって公式で言われてるものではないんだけど、当時のサイトの評価を体感値ベースで言うと、
【内部の評価3:外部の評価7】
って感じで、外部リンクが集まれば簡単に順位を上げることが可能だったらしいんだよね。Googleがコンテンツの内容を読み取る精度が高くなかったという事にも起因するんだけど。

そんなにっスか!?もしかしてこれが前回話したペスカトーレでカルボナーラが上がる的なやつでスか?

そうそう、どこまで関連性無いサイトが上がってたのか詳細は分からないけど、実際そういうのに近いとか、大した情報も無いのに順位を高くすることが出来たみたい。
当時のSEO会社の大半は外部リンクを提供することで順位改善を図るような会社だったんだよね。

当時の?今は違うんでスか!?

今はそういう風に外部リンクを主に提供していたようなSEO会社の多くはいなくなっているね。これには前回も話したGoogleの進化っていうのが関係しているんだけど、外部リンクってやろうと思えば自分達や知り合い、お金使えば他所のサイトからだって集めてくることの出来てしまう、つまりコントロール出来るものじゃ無い?

確かにそうっスね!

不適切な外部リンクによって、ユーザーにとって良いコンテンツが検索されずにクソみたいなコンテンツをユーザーに提供してしまって、ユーザーが離れていくのはGoogleにとって一番ダメな展開だよね?

Googleに広告を掲載する企業が減っちゃうっスからね!
相変わらず口悪いっス!

そうそう、あとはGoogleのミッションね。
そういうのもあって、Googleの検索エンジンは進化していく必要があったんだけど、その大きな進化として挙げられるのが「パンダアップデート」と「ペンギンアップデート」と呼ばれる二大アップデートなんだよね。
この二つのアップデートによって、不適切なSEOを行なっていた所はどんどん駆逐されていった感じ。

いや、ただの凶悪犯!なんでこんな怖いんスか!?
あとパンダとかペンギンとか動物の名前付けるの好きなんでスか?

諸説あるけど、まあ大体言われてるのはパンダもペンギンも白と黒の動物で、評価を白黒付けるっていう意味でこの名前がつけられたらしいよ。
昔はこれらのアップデートは不定期に手動で行われていて、その度に大変動が起きて色んな所が大騒ぎだったけど、今はもう自動アップデートになっていて、随時最新の状態になっていってる感じ。

これら二大アップデート含めて、コンテンツ自体の内容も以前に比べて検索エンジンはどんどん理解出来るようになっていったので、以前よりも外部リンクの重要性は低くはなってる。それでも重要な要素の一つなんだけど。

それでさっきの内部と外部の評価の割合的なのはどんな感じになってるんスか!?

それに関しては正直全然わからないってのが正解かな。
今は検索クエリにもよるけど、外部リンクが全くないコンテンツだって高い順位に表示されることはよく見られるようになって、本当にコンテンツの品質の重要性は高まってるってのは凄くわかる。
でもやっぱり外部リンクの重要性もあるなってのもわかる。
そういう感じとしか言えないけど、外部リンクは重要だというのは覚えておいて。

ありがとうございますっス!
覚えておくっス!!
【Point:以前は外部リンクによる評価が凄く高かった】
【Point:不適切なSEOを行なっていた業者やサイトの多くは二大アップデートで駆逐】
外部リンクがまだ必要な理由・・・?

こっからはより俺の解釈で話をしていくので、まあ信じるか信じないかは貴方次第です。

それ都市伝説っス
検索エンジンの質は上がったのに外部の評価っているの?



本っスか!?


なんかイメージ出来ましたっス!

*Amazonへリンクするので単純に宅建の資格欲しい人はどうぞ


なるほどね。でも何でマンガの方先に選んだのかな?

とりあえず宅建っていきなり難しい専門用語とか覚えにくいと思うんで、マンガ形式の方が分かりやすいかなーって思いましたっス。

そうだよね、俺もマンガの方がとっつきやすくて分かりやすいかなと思う。
でもコンテンツの品質の部分での話も思い出して欲しいんだけど、この二つの本をサイトだと考えた時に、どちらの方が専門性が高くて、より情報がたくさんあるサイトだと言えるかな?

それだと過去問集と用語集の方が専門的で情報も多いっスかね。

でも新人クンは情報量や専門性の低い方を選択したんだよね?多分新人クンだけじゃなくていろんな人がマンガの方を良く選んでると思うんだよね同じような理由で。
で、今サイトを本という風に例えて話をしてるけど、本と本屋と本を買う人はサイトに置き換えるとどういう関係になるか分かるかな?

本と本屋と買う人っスか?
本はサイトですよね。
買う人はボクなので、つまりユーザー。
本屋はじゃあ、本をユーザーに提供するってことなんでGoogleっスか?

ナイス!!大正解!!
今回考えて欲しいのは、専門性や情報量を考えたらより高い物もあるのに、本屋はマンガの本を資格コーナーでも目立つようにしてるよね?
目立つようにするってことはGoogleでいうと、より表示順位を高く評価するっていう事と考えて良いんだけど、なんでそういう状態になると思う?

そっちの方がユーザーにとって良い物だと判断したからじゃないっスかね?

うん、まあ最終的にはそういう話で、なんで評価されてるかってことなんだけど。
結論その本が売れてるから本屋としてもより前面に推すよねって話。売れない本より売れる本の方がより多くのユーザーからの支持を得られてるので、同じような情報を探してるその他多くのユーザーにとっても良いものだと。

なるほどっス!

ところで、専門性や情報量や独自性が非常に高い最強のウェブサイトっていうのが実は身近にあるんだけど、なんのサイトか分かるかな?
ちょっと前まで大学生だったなら良くお世話になってたんじゃないかな?

急にっスか!?
良くお世話になってるサイトで、専門性や情報量も高いサイト・・・?
あ!!もしかしてwikipedia先生っスか?

おお、良いねーそうそうwikipedia!
ユーザー自身で情報を増やしていくし、専門性や独自性もあって何かしら用語について調べようと検索したら大体上の方に表示されているじゃんね。
じゃあ、wikipediaって最強だなって思った人達が俺も俺もとwikipediaと同じようなサイトを立ち上げて、ウェブ上のコンテンツがそういうものばかりになったらどう思う?

それめっちゃいやっス!なんかつまらなくないっスか?

本当そう、つまんないよね!
例えば、俺が腕時計欲しいなーとして「腕時計 ブランド」とかって調べたとするじゃん?
そうしたら、腕時計とはーって話から、腕時計を作ってるブランドの一覧とそれぞれのブランドの歴史についてがめちゃめちゃしっかり書かれてるコンテンツばかりだったらどうなん?

最悪っス!!

まじ最悪だよね。俺は腕時計の歴史とか別に求めてなくて、いろんなブランドの腕時計のデザインとか、着こなし例とか、別にテキストとかいらんから画像よこせって感じだよね。
何でもかんでもコンテンツの中身の品質だけで考えると、本当にユーザーが求めているものだったり、ユーザーにとって欲しいと思ってる情報にならない場合もあると思うんだよね。
引用元記事左:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%85%95%E6%99%82%E8%A8%88
引用元記事右:https://shop.menz-style.com/college/detail?id=1615

流石にGoogleも「腕時計 ブランド」って調べるユーザーに腕時計の歴史とかのコンテンツは提供しないけど。。。
さっきの宅建の資格みたいにほぼ同類のコンテンツにおいて、品質だけ考えた場合本当にユーザーにとって良い物を提供できない可能性だってあるじゃん。そういうのも含めると、Googleだけの品質基準だけじゃなくて、第三者からの影響による判断基準も必要なんじゃないかって俺は考えている。
そのために、Googleは未だに外部リンクやサイテーションといった評価基準を持ってると思ってる。

なるほど、あえて自分達以外の基準を別に置いてる感じっスね。

やっぱりまだまだGoogleだけでこれは面白い、分かりやすい、カッコいいとかユーザーの持つ感性的な部分は判断できないと思うんだよね。そういうのって時代と共に変わっていくものでもあるし、そういう意味での変容性と多様性も含めて新人クンが言ったように、あえて自分達以外の基準を置いてると俺は考えてる。
もちろん最初に言ったように、リンクってコントロール出来る部分はあるから、ペンギンアップデート含めて色々と対策をしながらっていう事をしているよね。

リンクってのはユーザーがこの商品やサイト面白かったよ、良かったよって自然と増えていくものだからね。そこは間違えちゃいけない。
【Point:未だにリンクが重要なのはよりユーザーにとって良いサイトを提供するため(と思ってる)】
【Point:Googleは不確定要素も含めて評価をつけるぐらい余裕とセンスがある(と思ってる)】
【誰か教えて:リンクをなぜ指標としているかみたいな話どっかでちゃんと上がってましたっけ?】
とはいえコンテンツの内容ありきだからね

外部からの評価も大事!わかってきた気がしますっス!

まあなんで重要なのかみたいなのは、俺の解釈なんでそこは好きに理解してもらえたら。でも結局SEOって前も言ったようにこれが正解ってのは無いから、それぞれで色んな考え方持っていいと思うんだよね。

今回は外部からの評価って話をしたけど、とはいえ、基本はやっぱりコンテンツの品質・内容があっての話だからね!
リンクはどっちも同じぐらい良いんだけどどうしようかなーって時に、こっち良いらしいよって背中を押してくれる存在的なイメージでも良いかも。
さっきの宅建の本の場合、別にマンガの方だって専門性がめちゃめちゃ低いとかでは無いと思うんだよね。ちゃんと中身を見た上での物だと考えてもらったら良いよ。

中身がなくて噂だけでは評価されないよって感じっスかね!?

あ、良い表現!そういう事!!
リンクってのはさっきも言ったけど、実際に良いコンテンツだったりした時に増えていくものなので、そこはあまり気にしないでまずはしっかり良いコンテンツを作って、それをどういう風にみんなに知ってもらうかどうか、そういう事を考えて運用していく事に集中すべきだね。

結論は前半で話してもらったように、コンテンツ・ユーザー・検索クエリを意識する事っスね!!

そういう事!基本的にやる事は変わらないって話!
どうリンクを獲得していくかって話もあるけど、それに関してはプロモーション的な話になって、ちょっとSEOの基本としては外れていくので、今回はこんな感じで終わろうかな!今日はありがとうね!

色々勉強になりましたっス!ありがとうございましたっス!
結局まとまんなかった
という感じで、前半はSEOとはって話とコンテンツとかクエリの考え方の部分について書き、今回は後半という事でリンクについて書きましたが、これは大分個人的な解釈で話をしたのでまっっっったく公式な話も無いので、好きに読んでください。
今回二記事に分けて書きましたけど、実際に新人にSEOの話をするときはもっと良い感じに話してまとまってるんだけど、テキストに起こしてみるとめっちゃ難しいっすね、全然まとまんなかったす。
あと、一応教えてる体で書いてるので自分自身の立ち位置が偉そうなのがすごい気持ち悪いっていう。
別のキャラかなんかでやれば良かったかな(笑
とりあえずSEOとはとかそういうのが言いたかったってよりは、新人に話す時にわかって欲しいと思ってるのは、web業界やSEOという業界は常に新しい事が起きて変わっていくし、勉強と違ってこれが正しいみたいな答えが無い世界だよってことです。
教えてる俺だって何が正解か分からないし、どんなSEOの権威だって本当の物っていうのはGoogleの社員以外分かんないと思うんだよね。
だからこそ、自分で色々情報のインプットやアウトプットをしながら、自分自身の考え方とか捉え方を身につけていく事が大事ってのが伝わると良いなと思ってます。
やばいトンデモSEOとか都市伝説SEOみたいなのを身に付けちゃうとあれなので、情報の入手元とかはしっかり見極めて欲しいけど。
まだまだ俺も知らない事ばかりで日々自己嫌悪と楽しさが交錯しまくってますけど、これからSEO含めてweb業界で頑張ろうって人達はめちゃめちゃ勉強してもらえたらなーって思います。
そんな事を書いたnoteもあるので、お暇な方はどうぞ。(全然更新してねー)

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