サイトマップファイルの送信ができないんですけど
サーチコンソールの機能として、ホームページのサイトマップを送信する事が出来ます。
ただ、この機能を活用する上でよくある間違いがあるので、今回はそのことについて書いていこうかなと思います。
サイトマップの種類は大きく分けると二種類
そもそもサイトマップとはなんぞやという部分ですが、
サイトマップとは、サイト上のページや動画などのファイルについての情報や、各ファイルの関係を伝えるファイルです。Google などの検索エンジンは、このファイルを読み込んで、より高度なクロールを行います。サイトマップはサイト内のどのファイルが重要かをクローラに伝えるだけでなく、重要なファイルについての貴重な情報(ページの最終更新日、ページの変更回数、すべての代替言語ページなど)も提供します。
サイトマップについてーSearch Concole ヘルプ
Google先生の公式のヘルプでは上記で記載されていますが、普通に読むと良く意味が分からないという人もいるかと思います。
「サイト内に存在する画像や動画、コンテンツのURL情報を記載されたファイル」
というぐらいで考えておくといいかと思います。
サイトマップは上記の通り基本的には”ファイル”形式ですが、一般の方々が目にするのは”HTML”形式のサイトマップを見ていることが多いです。
(実際には目にしてるけど見てはいないかなという感じが正しいかも)
【HTML形式のサイトマップとは】
HTML形式のサイトマップとはどういうことか見てもらった方が早いのですが、私のブログではHTML形式のサイトマップがないので、2019年9月、前澤社長退任で話題のZOZOTOWNのサイトをちょっと見てみようかなと思います。
(個人的なことですが、APPLEBUMが入ってからZOZO見るようになりましたw)

一般的なサイトだと、ヘッダーもしくはフッター部分に”サイトマップ”というリンク導線が用意されてることが多いです。ZOZOTOWNだと、フッター部分にサイトマップのリンク導線が設置されてました。

これが一般的に皆さんがよく見る”サイトマップ”になります。これがいわゆるHTML形式のサイトマップとなり、実際にクリックすると、

こういう形でHTMLで作成されたコンテンツになってます。HTML形式のサイトマップは各種コンテンツへのリンク導線が設定されていて、簡潔にそのサイト内にあるコンテンツ情報が記されているページになります。
簡単にいうと、各ウェブサイトにおける大まかな地図みたいなものですね。
これが1つ目のサイトマップの形式になります。
【ファイル形式(XML形式)のサイトマップ】
そして、もう一つ、本来のサイトマップというのが”ファイル形式”でのサイトマップになりますが、一般的には拡張子が「.xml」の形式のXMLサイトマップと呼ばれる物になります。
大体のサイトにXMLサイトマップは作成されているのですが、基本的にファイル名は「sitemap.xml」というファイル名で作成されることが多く、「TOPページのURL/sitemap.xml」でアクセスするとサイトマップファイルを見ることが出来ます。
(ファイル名は当然任意で変えれるので違うファイル名の場合は404ページになります)
実際に今度はこのブログでXMLサイトマップを見てみましょう。


上記がファイル形式のサイトマップになります。
HTML形式ではないので、コンテンツとしてのデザインとかもないです。
今回のサイトマップファイルの記述に関しては直接各コンテンツのURLが記載されてるということではなく、下の赤枠に細かく日付.xmlというURLが記載されていますが、日付毎にコンテンツをまとめたファイルが分割してあり、その各ファイルのURLを記載して誘導しているような形です。
※記述などは色んな方法があるので、常に上記のような見た目や分割方式を取ってるというわけではないです。
コンテンツの記載に関しても実際にファイルの一つを見たほうが早いですね。

これが実際にコンテンツのURLが記載されたサイトマップファイルになります。
このURLを検索エンジンが辿っていくことで、コンテンツを巡回してくれるということです。
【サイトマップファイル豆知識①】
サイトマップは二種類とは言いましたけど、実際は色んな種類があります。
詳しくは公式ヘルプのページを参照してください。
【サイトマップの作成と送信 – Search Console ヘルプ】
https://support.google.com/webmasters/answer/183668?hl=ja&ref_topic=4581190
【サイトマップファイル豆知識②】
サイト内に内部リンクが全く設置されていないコンテンツがあったとしても、サイトマップファイル内にURLが記載されていれば、それを読み取って検索エンジンはクロールを行うことが可能です。
逆にサイトマップファイル内URLの記載が無くても、サイト内にコンテンツへのリンク導線、またはコンテンツへの外部リンクによる導線があればクローラーが発見してくれます。
サーチコンソールにサイトマップファイルを通知する
さて、サイトマップに関してはHTML形式とファイル形式があるという説明はとりあえずしましたが、最初に言ったように、サーチコンソールにより、サイトマップファイルをクローラーに通知する事が出来ます。
サイトマップ通知のメリットとしては、豆知識で書いたように、サイトマップファイル内にコンテンツのURLを記述しておくことで、検索エンジンがファイル内のURL情報をもとにクロールしてもらえます。
サイト内のコンテンツをしっかりとクロールさせ、インデックスを促進していくためにもサイトマップファイルを設置し、サーチコンソールで通知をすることを推奨します。
今回の主題でありますが、サーチコンソールで通知が出来ないという話の結論をいうと、通知の際にxml形式のサイトマップではなく、HTML形式のサイトマップにて通知を行おうとしてエラーになってることが多い、、、という話です。
これも実際の画面を見た方が早いので、パパパーっと見ていきましょう。


上記のサイトマップのURLの入力の際に、本来はXMLサイトマップのURLにて通知を行う必要がありますが、ここにHTMLのサイトマップのURLを入力することでエラーになってしまっている方がいらっしゃいます。
【失敗例】HTMLのサイトマップを通知した場合


違った形式でサイトマップを送信したことにより、エラーになっています。
さらに送信後のステータス部分をクリックすると詳細内容を確認することが出来ます。

わかりやすすぎるぐらいのエラーの内容ですけど、HTMLページのURLだからエラーになってるよと言ってます。サイトマップ送信失敗するケースの何割かはこのようにHTMLページのサイトマップの方を送信したり、意味を勘違いして、直接クローラーに巡回して欲しいページのURLを入力してしまったりする事もあります。
単純に違うからね、、、それ、という話。
この辺りはちゃんとサイトマップというものがHTMLとファイル形式の2種類あるということを理解していれば問題はないのですが、ややこしくて良くわからないという場合に起きてしまいがちですね。
【成功例】 XML形式のサイトマップを通知した場合


問題なく成功ですが、一応これも詳細を見てみましょう。

というような形で、問題なくサイトマップファイルは送信されましたという状態です。
ということで、基本的な部分なのでこんなに長々と説明する必要もそんなに無いんですけど、サイトマップ送信出来ないという質問とかは結構もらったりするっていうことで、今回書かせてもらいました。
私の拙い記事では全然わからないよーという人は色々ググってみたり、ウェブマスターのコミュニティで聞いてみると良いかもしれません。
あ、コミュニティを活用する際は、テキストだけでわかりませーんだけだと、公式ヘルプ参照してくださいって言われる事が多いので、どういう手順踏んででどういうエラーとかキャプチャなど合わせて付けてもらえるといいですね。
【おまけ】はてなブログのサイトマップのエラーが解消したっぽい???
はてなブログの運用されている方向けにはなるのですが、以前まで、はてなブログのサイトマップファイルの通知においては、上手く通知が出来ないという状況が続いておりました。
実際に、それに関してはウェブマスターのコミュニティでも多数の質問が上がってきてましたが、はてブ側の問題にもなるので、どうにも出来ずという状態で・・・
※インデックスに関してはサイトマップの送信をしてなくても内部リンクや外部リンクによってクローラーが巡回するのは豆知識で言ったとおりなので、インデックス自体に影響がなければ実害はないです。
最近、そのはてなブログのサイトマップ送信について、久しぶりに試してみたらなんと問題なく送信されましたので、これも実際に見てみましょう。


これについては以上です。
他のはてなブロガーさん達が実際どうなってるかわからないのであれですけど、多分エラーが出るっていう部分は解消されたんじゃないかなと思ってます。
ということで、今回はサイトマップファイルの種類及び、サイトマップの送信について紹介しましたー。
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